クエン酸とは｜クエン酸の使い方

クエン酸とは、水に溶けやすい無色無臭の粉末で、梅干しやレモン、夏ミカンなど柑橘系の果物を食べた時の酸味成分のことです。中国産の柑橘類　枸櫞に由来してクエン酸といわれています。

さわやかな酸味で疲労回復や美容目的として食材、ドリンク、サプリメントなどに使われています。その他、洗顔、入浴剤、汚れ落としなど掃除、洗濯など幅広い利用価値があります。

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クエン酸の性質

酢酸やお酢とは違ってツンとくる臭いもなく、揮発性もないので、使用する時に吸い込んで咽たりすることはありません。しかし、誤って目に入ると強い痛みを感じます。その時は水でよくすすぎ、痛みが取れない場合は病院に行きましょう。クエン酸はそれほど害のある成分ではありませんが、大量に飲み込んだ時は医師の診察を受けましょう。
クエン酸は重曹と一緒に使うと化学反応を起こし発砲します。この無害の泡の力で排水管など掃除したくても手の届かない箇所を掃除することができます。

クエン酸には消毒殺菌作用もあるので、カビ除去や除菌ができます。

しかし、クエン酸は大理石、鉄、タイルには溶けたり、錆びたりして使うことはできません。

クエン酸は空気中の水分を取り込んで自然に水溶液になる潮解性という性質があります。保管は金属ではない容器にきちんと蓋をして行います。

クエン酸が有効な掃除箇所

クエン酸は酸性なのでアルカリを中和するほか、カルシウムを溶かす働きがあります。その性質をご家庭での掃除に利用して、汚れを落とすことができます。しかし、油汚れやたんぱく質など酸性の汚れを落とすことが出来ないので、洗濯には使えません。

クエン酸はアルカリ性の汚れ落としに使うと覚えておいてください。例えば尿の汚れや臭い、魚のなまぐさい臭い、タバコのヤニや臭い、鍋の内側についた野菜のアク、電気ポットの内側の白い汚れやざらつき、石鹸カスを落とすのに効果的です。汚れと逆の性質のものを使って掃除すると、中和されてきれいにできると考えてください。

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クエン酸とは｜クエン酸の使い方