中華鍋のお手入れ方法と使い方|中華鍋
中華料理のシェフが、大きな中華鍋と中華お玉を回して威勢よく炒め物をして食材が踊るのを見ていると、自然と食欲がわいてきます。しかも中華鍋は、炒めるだけではなく茹でる、揚げる、蒸すなどその他の調理法にも活用できてとても便利です。ご家庭にひとつ、必ず持っていたい鍋です。中華鍋の材質はやはり鉄が一番。熱伝導がよく蓄熱性が抜群です。
中華鍋の良さはその鍋のフォルムにもあります。半球形だから火が当たる表面積も広く、油は鍋の底面に向かって流れるため、油も食材によく行きわたります。
鍛鉄の中華鍋は何度も鉄を叩いて作るため。凹凸が出来て、油のなじみもいいのです。
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中華鍋の使い始めのひと手間
ちょっとした、使い方やお手入れのコツをつかんでおけば、毎日、毎食使い続けても、何年もの間、使いやすく便利に使うことができます。
使い始めは中華鍋を強火にかけ、空焼きします。コンロの火がまんべんなく鍋肌に伝わるよう、中華鍋を持つ手首を回し動かしながら行います。新品の中華鍋には錆止めの二スが塗ってあるので焼き切る必要があります。この作業で二スは熱で揮発し、取り除けます。焼き始めると表面が黒くなっていきます。さらにもう1時間ほど空焼きすると全体が灰色になって二スが焼き切れ完了です。鍋の温度が下がってきたら、たわしで水洗いしましょう。鍋を火にかけたっぷりの油を入れて、捨てるような野菜を炒め、鍋に油がなじんだところで、野菜を取り出し、鍋をたわしですすぎ最後にもう一度空焼きして水分を飛ばします。
鍋の洗い方と錆のお手入れ
いつも使いおわったら、そのまま放置せず、鍋の温度が下がったところでお湯を使ってたわしで洗い、すすぎます。その時、なじんだ油も落ちないようにゴシゴシ洗わず、なるべく中性洗剤は使わないようにします。水分を残すと錆の原因になるので、20秒ほど強火で空焼きし水気を完全に除きます。
それでも、どうしても赤錆が出てしまった場合はスチールウールのタワシや細かいサンドペーパーで落とします。鍋の周りにも、コゲが付くので、1か月に1度位は焼いて落とすようにします。
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