弱アルカリ性またはアルカリ性洗剤の使い方や成分｜掃除用洗剤

汚れが酸性の油汚れ、家具や窓ガラスに付いた手アカ、ヤニ汚れぐらいであれば、アルカリ性洗剤より弱い弱酸性の洗剤がおススメです。毎日、生活する上で常にできてしまう手アカ、グリルの油ハネ、煙草の煙による汚れは市販品でいうとマイペット、ガラスクルーなどの生活洗剤で手軽に掃除することができます。

それに対して、アルカリ性洗剤はコンロや換気扇のこびり付いてしまってとれないしつこい油汚れやカビ、焦げ付きを落とすのに適した洗剤です。

スポンサードリンク

用途によって、市販のアルカリ性洗剤は油汚れ用、カビ・除菌用、パイプ洗浄用の3つに分かれています。

当然、弱アルカリ性洗剤に比べて洗浄力は強いのですが使い方には、次のような注意が必要です。
掃除箇所を変質させることもあるので、目立たないところに洗剤を付けてテスト後に使用すること、アルカリ性洗剤使用後には水拭きするなどしっかり洗剤を落として終了することの2点は守るようにしてください。

油汚れ用洗剤やカビ取り剤などがこの種類の洗剤で、市販の油汚れマジックリンやパイプユニッシュなどがよく知られています。

マジックンは、昔から多くの家庭で使われ、スプレーして汚れがひどい場合は少し置いてから布巾やスポンジで拭きとります。直接汚れに塗ったり布巾につけて掃除してもいいでしょう。こびり付いた油汚れを浮かしてアルカリの力で分解します。直接洗剤をかけておくことによって除菌にもなります。

パイプユニッシュは、粘着性のある液が特徴で、なかなかブラシやスポンジの届かない排水口に流し入れて、髪の毛や溶けきれなかった食物のカスなどをアルカリの力で溶かしてとる洗剤です。除菌力もあり排水口のつまりや悪臭をとることができます。

これらのアルカリ性洗剤は目に入ったり吸い込むと人体に悪影響があります。必ず換気をよくした所で適量使用し、皮膚についたり飲み込んだりする事故のないようにしてください。

この種の酸性洗剤や酢と混合されると、塩素ガスを発生してとても危険です。特に注意しましょう。「混ぜるな危険」という表示があったら慎重に対処して下さい。

ウールやシルク皮製品にはアルカリ洗剤は変質させてしまうので触れないように注意しましょう。

スポンサードリンク