陶器のお手入れ方法と使い方

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陶器のお手入れ方法と使い方｜陶器

いわゆる焼き物は、素材で分類すると陶器、磁器、炻器、土器に分けられます。

陶器と陶磁器との違いは、厳密に言うと陶磁器の中に性質の違う陶器と磁器があるということです。

陶器は透明感のない淡い色の質が粗く、指ではじくと鈍く低い音のするぬくもりのある素朴な焼き物を指します。
それに対して、磁器は指ではじくと金属的な高い音のする、透明感のある白い地に色絵が施されているような繊細な焼きものです。

また、陶器は「土もの」とも呼ばれ、粘土質の陶土と呼ばれる土が原料です。それに対して「石もの」と呼ばれる磁器は陶石と呼ばれる岩石を砕いたものが原料です。この原料の違いによって、これらの性質が大きく異なるのです。

すなわち、陶磁器は陶器と磁器の総称です。両者は性質が違うことを考慮し手に入れた焼き物が陶器であるか、磁器であるかを見極めて使い方、お手入れを考えるといいでしょう。

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陶器の使い始めとお手入れ方法

陶器の素地は、質が粗く吸水性が高いので、醤油や味噌など濃い色の食品を入れた場合、シミが付くことがあります。

それを防ぐために、使い始めは水かぬるま湯につけてから使うようにします。また料理を盛り付ける時もまず水に浸けて水を吸わせます。

器が水を吸うと色が変わり小さな泡が出てくるので、そうなれば、器を取り出し布巾で拭きます。

陶器を長く愛用するためには

陶器は素地が粗いので、急激な温度差がひび割れ、破損につながります。例えば熱い料理を盛り付ける時は、ぬるま湯で温めてから使うと料理も冷めにくくなり、陶器の破損を防ぐことができます。また、汁気や油の多い料理を長い時間入れたり保存容器として使うことは避けます。電子レンジの使用も器を傷めるのでなるべく止めます。

使い終わったら、スポンジに中性洗剤を付けて洗い、水かぬるま湯で洗剤をよくすすぎます。洗剤の中に長時間浸け込んだり、食洗器で洗うことは避けます。最後に熱いお湯をかけると、汚れも落ちてさっぱりし、乾くのも早くなります。洗い終わったら布巾でよく拭いて、しっかりと乾かします。器に水分を含んでいることもあるので、一晩ぐらいよく乾燥させた後,風通しの良い所に収納します。特に器の裏、高台はカビやすいので伏せてよく乾燥させます。湿気が残ったまま収納するとシミ、カビ、嫌な臭いの原因となるので気をつけましょう。

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陶器のお手入れ方法と使い方｜陶器