銀食器のお手入れ方法と使い方|銀食器
近頃、銀の食器やスプーン、フォーク、バターナイフなどをとんと見かけなくなりました。一昔前は、洋食を口にして銀製品を使うことがある種のステータスでした。以前は銀食器は祝い事のお返しにも使われていました。しかし、最近ではその手入れの煩わしさが原因か愛用する人をめったに見かけません。
銀製品のあの優しい柔らかな輝きに魅せられたらステンレスのスプーン、フォークは使う気になれないのです。銀製品は黒ずみができたり、変色しやすく少し手を抜くと光沢も失われやすいのですが、毎日使い続けていれば自然な輝きを保持することができます。すなわち銀製品を楽しむためには使い込むことが一番です。銀磨きを使って、鏡のようにピカピカに磨いていつも新品の様では、それはそれで味けないのです。
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銀製品のお手入れは至って簡単!
銀製品を毎日使うのであれば使用後に中性洗剤で洗い、水かぬるま湯でゆすいで、布巾で拭くという単純な使い方で十分です。強くこすると傷がついてしまうので軟らかいスポンジを使用します。漂白剤も変色の原因となるので避けます。
使わない日もきれいな柔らかい布(例えばネルなど)で乾拭きを習慣にすれば変色を防ぎ、光沢を維持することができます。
また、長い期間使わない場合は、きれいな布か厚手のクッキングペーパーに包み、密閉袋に乾燥剤を入れて空気を抜いた状態で直射日光の当たらないところに収納します。
銀製品が変色してしまったら
すでに変色してしまった銀食器のお手入れは市販の銀磨き液を付けた布で磨きその後しっかりとすすいで、乾いた布巾で水気を除けば、また元のようにきれいになります。
しかし、銀磨きを購入しなくても家でできる安価な方法があります。
ステンレス製の鍋に、アルミホイルをちぎって入れ、重曹もふり入れます。その鍋に熱湯を注ぎ、重曹が溶けてブクブクした中に銀食器を入れます。(当然、鍋の熱湯の量は銀食器が潜るぐらい必要です。)お湯が冷めにくいように蓋をするなど工夫して放置します。お湯が冷めて、銀食器がきれいになったら取り出し、流水でよくすすぎます。
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